研修会案内

学校における飲酒防止教育支援研修会(オンデマンド開催)

 20歳未満の飲酒は、喫煙と同様に法律で禁じられていますが、児童生徒の飲酒が禁止されていることに対する認識は喫煙よりも甘く、中高生の飲酒経験の割合は減少傾向にあるものの喫煙よりも高いのが現状です。また、(公財)日本学校保健会の調査では、20~24歳の飲酒経験率は86.5%と高く、そのうちイッキ飲みの経験をしたことがある人が30.9%いました。20歳未満はアルコールによる悪影響を受けやすいことから、未然防止に係る教育及び啓発が必要であることは言うまでもありませんが、20歳になってからの飲酒の問題点についても認識しておく必要があります。学校における飲酒防止教育は、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てることが大切であり、医学的な知見に基づく健康への影響に対する理解を促すと共に児童生徒に訴求効果の高い実践が求められます。

 本研修会は今後の飲酒防止教育の在り方等について教育関係者や医療関係者等に情報発信していくことを目的としています。

主催:公益財団法人日本学校保健会
協賛:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社

  1. 日時:令和7年2月14日(金)~令和7年3月28日(金)
  2. 形式:オンデマンド配信(https://www.gakkohoken.jp/news/archives/160より申込)
  3. 参加対象:学校教育関係者等(管理職、教諭、養護教諭、保健主事、栄養教諭、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、行政担当者)
  4. 参加費:無料(登録必須)
  5. 内容(敬称略)各講演30分程度 *印は令和3、4年度に収録のため、一部未成年と表現している箇所があります。また所属は収録当時のものとなります。

(1)趣旨説明  鈴木 貴晃(文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課 健康教育調査官)

(2)講演1「未成年の飲酒の危険性と女性の飲酒のリスク」*

松下 幸生(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター 院長)

(3)講演2「若者のイッキ飲みに関する実態とその対策」*

北垣 邦彦(東京薬科大学薬学部 教授)

(4)講演3「飲酒等危険行動防止のためのライフスキルの育成

西岡 伸紀(京都女子大学発達教育学部 教授)

(5)講演4「飲酒に関する社会的取組み」

小出 彰宏(横浜薬科大学薬学部 教授)

(6)実践1「健康と飲酒」(中学校保健体育分野 実践)*

桐原 洋(山梨県河口湖南中学校組合立河口湖南中学校 教頭)

(7)実践2「小学校における未成年飲酒防止の取組」*

中村まさえ(茨城県利根町立文小学校 養護教諭/現任校:つくばみらい市立伊奈東小学校)

(8)実践3-1 高等学校における20歳未満飲酒防止教育の取組*

青山 茉衣(明照学園 樹徳高等学校 養護教諭)

(9)実践3-2 特別活動における喫煙、飲酒、薬物乱用防止の取組(高等学校での実践)*

長谷川 弘和(宮城県仙台向山高等学校 教諭)

  1. 参加方法

① ポータルサイト「学校保健」へアクセス
② 「研修会 参加登録」ページに必要事項を入力して送信
③ 登録したアドレスにパスワードを記載したメールが届く
④ 配信期間内に再度、ポータルサイト「学校保健」へアクセスし、ログイン画面にメールアドレスとパスワードを入力する

実施要項はこちら

配信は終了しました

掲載日時:2025/02/14