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健診器具の消毒
K 器具の消毒の話が出ましたので、消毒についてお話を広げていきたいと思いますが、いかがでしょうか。
A 本校の定期健康診断では全部市から滅菌器具が人数分、前々日くらいに届くので助かっています。就学時健診もやはり同じように届くんですけれども、歯科健診は年2回なので、2回目は自校の歯鏡を煮沸消毒して使っています。人数が多いのでほぼ2日がかりです。
K 自校で消毒するということは多くの学校では年に1回しか健康診断をしないのに、器具は消毒したものを人数分揃えておかなければいけないということが大変ですね。皆さん、人数分そろえていますか。
B 本校は小さいので、人数分揃えています。
A 歯鏡は人数分ないので、近くの学校から借りています。
K そうですね、そういうことになりますよね。昔は、薬液に漬けて使いまわしたりしていましたけれども、いまはそういう時代じゃないですよね。1校から借りれば事足りるのであればいいですけれども、複数校から借りるのは大変ですね。業者が消毒する器具はパックになっているので、数さえ確認しておけば安心ですが、自校消毒は手間も時間も取られるし、衛生面での心配もありますね。C先生は、そういうことを複数校分やらなければいけなくなっちゃったということなんですか。
C いまはそうなっています。
K お一人でするんですか。誰かの手を借りたりはしないんですか。
C 「機械は小学校に置きますので、旧町の小・中学校と幼稚園で使う器具の消毒はその機械を使ってやってください」というのが、導入に当たっての考え方だったんだと思います。ですからそれぞれの学校の先生方に来ていただくということはできるのですが、消毒の機械は乾燥滅菌器で、1回消毒して器具を取り出すのに、機械の温度が下がるのを待たなければならないので、非常に時間がかかるんです。先生方に何度も足を運んでもらうことになってしまうのが申し訳なくて、一人でやっています。また器具が足りないということも原因の一つになっています。歯科の器具はそれぞれの学校に人数分はあるのですけれども耳鼻科の器具は足りないので、それぞれの学校で買い足しながら増やしている状況で、本校で器具を取りまとめて数を整えています。ただ、今回はたまたま私がこの学校に異動することになった年にこういうシステムになり、自分がやる分にはかまわないので地区の先生方に相談して私が行っていますが、今後人が代わればまたその時の先生方で話し合いということになるのではと思うのですが。
K そうですね。ほかの学校の先生方とも相談しながら、システムを見直したほうがいいかもしれませんね。滅菌機は1回設置したら動かし難いものなんですか。
C すごく大きいんですよ。大型金庫みたいなものが鎮座してます(笑)。この機械だと狭い保健室ではかなり場所をとってしまいますし、動かすということ自体が難しいと思います。