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学校医との連携その2
K 逆に校医さんとのコミュニケーションで、困ったことはありませんか。
B 大きい学校だと、校医さんがなかなか頻繁には来てくれないということは聞きますね。また歯科校医の先生が二人いらっしゃる学校で、診断の基準がぜんぜん違うので、学年によって歯科衛生の状態が変わってしまうという問題があるということを聞いたことがあります。
A うちも内科の先生が2人で歯科の先生は3人います。
K その場合、例えば感染症など、季節的に発生する問題などは、お二人に相談するんですか。
A 一人の先生は大きい病院で診療されている方なので、電話がつながる可能性が低く、FAXなどで相談ごとを伝えます。もう一人の方は開業医で比較的連絡が取りやすいので、直接お話ができる時間帯であれば直接お話しします。
B 私の市では、内科校医の中の一人が管理校医ということに決まっていて、本校では一番初めに相談をするのは管理校医の先生です。
K わかりやすいですね。たしかに学校としては、あっちにもこっちにも相談してたら動きが鈍くなってしまいますものね。今は予防注射が減ったので校医さんの負担も少なく、健康診断や指導面を充実させていただけるようになりました。いい機会ととらえて、より校医さんとの連携を充実させて、健康指導をもっと実施できるようにしていきたいですね。校医さんをどんどん巻き込んで。そこが養護教諭の腕の見せ所ですね。健康診断のあとは、校医さんとお話しする時間はあるんですか。皆さんすぐに帰られてしまいます?
A 先生によりますね。
K 余分な感じかもしれませんけれども、健診のあとにちょっと時間を取っていただけるとありがたいですね。子どもがいるときには聞けないこともありますしね。聞きたいことがあるけど、電話してまでのことでもない、というようなことが聞けますね。小さな積み重ねからコミュニケーションを深めていって、発展していくといいですね。病院へ行くと、どんな病気がはやってきているかなどの情報交換もできますし、いいことが多いですよ。よく、保護者を学校へ呼んで面談するよりも、家に出向いて話を聞くほうがいい関係を持てるという話を聞きますが、校医さんともそのような関係性があるかもしれませんね。